本日の宣教

2018.6.17

『アッバ、父よ』 (ガラテヤ信徒への手紙4:1〜7) “あなたがたが子であることは、神が、「アッバ、父よ」と叫ぶ御子の霊を、わたしたちの心に送ってくださった事実から分かります。(ガラテヤ4:6)” キリスト教が他の宗教と決定的に違うところは、信…

2018.6.10

『 いつどこでも讃美 』 (詩編 34:2〜5) 「いつくしみ深き」、この讃美歌は世界中で、そして日本においても最も愛唱されている讃美歌の一つです。教会では、礼拝をはじめ、祈祷会、葬儀、結婚式などありとあらゆる場において歌われ続けています。それ…

2018.6.3

『 イエスを着ていますか 』 (ガラテヤの信徒への手紙3:26〜29) パウロは、神の恵みを知ってイエス・キリストを救い主と受け入れた人が、いかに素晴らしい祝福に与っているのかを話し始めます。「あなたがたは皆、信仰により、キリスト・イエスに結…

2018.5.27

【本日の証し】 『 いつか、青空』 (ローマの信徒への手紙8:18-30) 「ここはねぇ、窓からの景色が拡がり、青空が見えるんだよ。本当にありがたいよ。毎日、ありがたい、ありがたいの連続だよ!」水曜日に父を訪問しました。父は、101歳となる直前、約65年…

2018.5.20

『 聖霊が臨まれると 』 (ルカによる福音書4:16〜21) ハレルヤ!約束された聖霊を贈られた神を賛美します。本日はペンテコステ(聖霊降臨日)礼拝です。聖霊が来られキリスト教会が誕生し、イエス・キリストによる福音が全世界、地の果てまで広がるように…

2018.5.13

『 ほかの九人はどこにいるのか 』 (ルカによる福音書17:11〜19) キリスト者の信仰生活において神の恵みを受けて神の子となる特権をいただくことほど素晴らしいことはないでしょう。しかし、その恵みを与えてくださった神に感謝を表す生活を送るこ…

2018.5.6

『 変わらない約束 』 (ガラテヤの信徒への手紙3:15〜22) 皆さんは大切な人との約束を忘れ、大変な思いをしたことがあるでしょう。そして大切に覚えていた約束を相手が忘れてしまい失望したことはないでしょうか。・・・それほど人は忘れがちで失敗ばかり…

2018.4.29

『 主の救いを喜ぶ 』 (マタイ5:13−16) 聖書は、地の塩になりなさいとか、世の光になりなさいと言っていません。努力目標でもありません。もうすでに、地の塩であり、世の光なのです。そのように主が宣言しているのです。私たちは地の塩として働かな…

2018.4.22

『 命溢れる健康な教会 』 (使徒言行録6:1〜7) 初代教会の誕生と歴史を描く使徒言行録では、初代教会における、4つの柱を挙げています。 まず、①使徒の教え(説教、教育)、②相互の交わり(愛の分かち合い)、③パン裂き(愛餐と主の晩餐)、④熱心な祈…

2018.4.15

『 何か見えるか 』 (マルコによる福音書8:22〜26) 本日の聖書箇所は、一人の盲人との関わりを通して、今まで見たことのない主イエスの癒しの物語が描かれています。とりわけ、人が主イエスとの交わりの中で信仰の目が開かれていく段階について記し…

2018.4.8

『 アブラハムのように 』 (ガラテヤの信徒への手紙3:6〜14) “それは、「アブラハムは神を信じた。それは彼の義と認められた」と言われているとおりです。(3:6)” パウロの信仰義認のメッセージが本格的に始まります。そして、その中心にユダヤ人…

2018.4.1

『 どうして疑うのか 』 (ルカによる福音書24:36〜48) イースター、主イエス・キリストの復活をおめでとうございます!!! クリスチャンでもクリスチャンでなくても、イエス・キリストの誕生と十字架の出来事を信じる人は多いです。しかし、イエス・キリ…

2018.3.25

『 十字架の上で 』 (ルカによる福音書23:33〜43) ゴルゴタの丘の上に3つの十字架が立てられました。中央にイエス・キリストの十字架が、その左右には他の犯罪人の十字架が。その十字架の周りでは、“ローマの兵士たちが主イエスの着物を前にしてく…

2018.3.18

『 宝を納めている土の器 』 (二コリントの信徒への手紙4:5〜12) 旧・新約聖書を繋ぐ創造者なる神と民との関係を示すイメージとして、“陶器師と粘土”があります。愛なる神はご自身の民を、陶器師の手の中にある粘土のように自由に取り扱われます。そ…

2018.3.4

『 信仰の土台を問う 』 (ガラテヤの信徒への手紙3:1〜6) “ああ、物分かりの悪いガラテヤの人たち、・・・”という嘆きで始まるパウロの切ない教えが心に刺さります。ガラテヤ3章は「信仰か、律法か」というパウロの信仰と律法の論争の中心となる章です。…

2018.2.18

『 十字架のイエス・キリスト 』 (ガラテヤの信徒への手紙2:15〜21) 敬虔なユダヤ教徒で当時のキリスト教徒を迫害していたパウロが、命をかけてイエス・キリストを宣べ伝える使徒へと劇的に変えられた理由は、復活したイエス・キリストとの出会いのゆえで…

2018.2.11

『福音の真理の上に立って生きる』 (ガラテヤの信徒への手紙2:11〜16) 本日の本文の御言葉にはとても興味深いできごとが記されています。初代教会の指導者であったペトロとパウロにおける葛藤や対立、そのためパウロの怒りが爆発するという珍しい場面だか…

2018.2.4

『人を分け隔てなさらない神』 (ガラテヤの信徒への手紙2:1〜10) 本日のガラテヤ2章の内容を学ぶためには、まず「エルサレム使徒会議」について知らなければなりません。 使徒言行録10〜11章を見ると、聖霊の導きのもと、ペトロとコルネリウスとの出会いに…

2018.1.21

『 心を開かれる主 』 (使徒言行録16:11〜15) 私たちが本日の聖書を理解するためには、直前の聖書箇所を理解する必要があるでしょう。実は、パウロのフィリピの町における宣教活動はパウロの計画ではなく、神の御心の熱意が現れた出来事でありまし…

2018.1.14

『 祝福の源となる人 』 (創世記12:1〜7) 新年が始まってもう2週間が経ちました。神の家族の皆さんの計画通りに流れているでしょうか。とりわけ皆さんが今年こそは!と夢見ていることはどのようなことでしょうか。そしてそのことは神との交わりの中で…

2018.1.7

『あなたの魂を幼子のように』 (詩編131:1〜3) “主よ、わたしの心は驕っていません。わたしの目は高くを見ていません。大きすぎることをわたしの及ばぬ驚くべきことを、追い求めません。わたしは魂を沈黙させます。わたしの魂を幼子のように、母の胸にいる…

2017.12.31

『 ひとりひとりに報いられる神 』 (詩編62:12〜13) わが魂よ 忘れたのか (詩:水野源三) わが魂よ 忘れたのか わが魂よ 忘れたのか わが魂よ 忘れたのか わが魂よ 忘れたのか 憐れみ深い主イエスに 悲しみに冷えた心が はじめてお会いしたあの日を…

2017.12.24

『 ひとりのみどりごの誕生 』 (イザヤ9:1〜6) 救い主のお誕生をお祝いいたします!!! “ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。ひとりの男の子がわたしたちに与えられた(9:5a)。” イザヤは、「ひとりのみどりご」が私たちのために生まれ…

2017.12.17

『御心のままに』 (ルカによる福音書1:26〜38) 本日の聖書箇所は、主の天使がマリアに告げた「受胎告知」の物語です。マリアは、自分が「いと高き方の子」を産むという衝撃的な知らせを天使のガブリエルから受けることになります。まだ結婚もしていないし…

2017.12.10

『罪のかしらから福音の証人へ』〜キリスト者の「かつて」と「今」〜 (ガラテヤの信徒への手紙1:13〜24) 主日礼拝に集っているお一人お一人はそれぞれ主イエス・キリストに出会う以前の様々な過去を背負って生きていることでしょう。その中には、救われたこ…

2017.12.3

『私たちがつかむべき福音』 (ガラテヤの信徒への手紙1:6〜12) 前回私たちは、挨拶さえ忘れてしまうほどの勢いで、「父なる神の救いの計画に従い、私たち罪人を救い出すために従順に十字架の上でご自身を献げてくださったキリスト」を声高らかに証しする使…

2017.11.19

『 とげを感謝できますか 』 (Ⅱコリントの信徒への手紙12:5〜10) 聖書の登場人物の中で使徒パウロほど福音のためにたくさんの苦難を受けた人がいるでしょうか。パウロが受けていた苦難について聖書は、「生きる望みをさえ失ってしまい、心のうちで死…

2017.11.12

『人によるのでなく、神によって』 (ガラテヤの信徒への手紙1:1〜5) ガラテヤの信徒への手紙は「自由の大憲章(マグナ・カルタ)」、「キリスト者の独立宣言文」とも言われているほど、キリスト者にとって非常に大切な真理が語られている書物です。宗教改…

2017.11.5

『 どのようなときも 』 (詩編34:1〜9) 今日の詩編34編は、ダビデがサウル王から身を避けて、異邦の国ガトに逃れましたが、かつてガト人ゴリアテを倒した者であることが発覚したときのものです。まさに絶体絶命、命が危うい状況で、ダビデは狂気の人を…

2017.10.29

『 ただ、信仰によって⑤ 』〜地の塩、世の光として〜(マタイによる福音書5:13〜16) 今年は宗教改革500周年の記念すべき年です。そのため、日本はじめ世界中の教会、教派、教団、神学校において、いろんな記念行事や特別イベントが開かれています。私た…